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日本が世界に立ち向かえない3つの欠点

 早いもので4年近くにわたり書き綴ってきたこのコラムも今回が最終回となる。大手メディアが詳細に事を伝えない出来事を題材に国際政治経済の実態を示してきたが、いかがだったであろうか。
 今回は最終回なので、読者がこれからも素手で世界に立ち向かっていく中でぜひとも心がけていただきことをいくつか書きたいと思う。
 まず大切なのは、欧米勢が狙っているのは私たち=日本勢の抱える富だということだ。どんなに美辞麗句を語られたからといって舞い上がってはいけない。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称賛され、調子にのった日本をその後、欧米勢は一体どのように扱ったのか。「上げたら落とす」というマーケットの鉄則どおり、貶められたことを思い出してもらいたい。
 金融メルトダウンが進み、もはや欧米勢の手に富はない。豊富な外貨準備を誇る日本を含む東アジア勢を彼らは羨望のまなざしで見ている。そのことを忘れてはならない。
 次に大事なことは、奪われたくないと思うが故に引っ込み思案となり、情報から遠ざかってはならないということだ。逆説的に聞こえるかもしれないが、むしろ情報のシャワーを日々浴び、そこで読み取ったことに基づき、日本国内だけではなく国外においても活発に活動していく。政治であれ、経済であれ、あるいはメディアであれ、国内で内ゲバをしていても全く意味はないのだ。
 そして重要なのは、金融メルトダウンで崩れそうなになっているとはいっても、米国勢はいまだに圧倒的な影響力を持っているという事実を忘れないことである。オバマ大統領になっても、結局変わらずに追求しているのは、米国勢が作り上げた秩序の維持とその拡大にほかならない。しかも巧妙なのは、押し付けるのではなく、メディアを用いて相手方を巧みに誘導し、あくまでも「自主的」にそのような方向へと動かすという点である。ほかならぬ私たちが支払っている「思いやり予算」で在日米軍・座間キャンプで後悔情報インテリジェンス部隊の経費が賄われているのがその典型だろう。この部隊がウオッチしている対象には日本も含まれている。私たちは私たちを監視する部隊のために、自らの税金を投げいれているのだ。しかも、「日米同盟はアジアの平和にとっての礎である」と確信して。全くおめでたい限りである。
 だが、それもこれも、すべて日々、情報のシャワーを浴び続けることからまずは理解が始まるのである。このコラムは「未来志向の騙されない日本人」がひとりでも多くなればと思い、書き続けてきた。志ある読者の皆さんの一助となったならば幸いである。続きは私の研究所の公式ブログ(http://blog.goo.ne.jp/shiome)にて。どうもありがとうございました!

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2010年03月18日 00:05に投稿されたエントリーのページです。

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