偶然、本屋でジェームズ・スキナー著「成功の9ステップ」という書物を買った。
通読してみて驚いたことがある。ビジネスのハウトウものとしては標題の「健康」を大きく扱っており、しかもユニークなものなのでここに紹介しよう。
健康はエネルギーである。それは、人生の一瞬一瞬において、夢を実現させてくれる
活力である。いくらお金があっても、地位や名誉があっても、健康な身体をもっていなけ
れば、幸せになれない。健康とエネルギーは、身体の自然な状態である。無限のエネ
ルギー、命という贈り物を自分自身に与えるときなのだ。
私(ジェームズ・スキナー)は、自分自身のフラストーレーションから健康に関する研究を始めた。28歳のとき、私は40歳に見えていた。16キロも体重オーバーであった。いつも疲れていて、病気気味であった。私は典型的なアメリカ人の食生活ををしていたし、運動することは私にとって大きな痛みを伴う作業だった。
そこで、面白いことが起きた。ほんの短い間に、私は4人の方々に出会ったが、その4人ともそれまで見た事がないようなエネルギーに満ち溢れていた。彼らは幸福そうで、活力があり、大きな自由を経験していた。そして、それを見た私は、羨ましくてたまらなかった。当時、私はモデリングのアプローチを学んでいたので、彼らに、その健康の秘訣について聞いてみた。すると衝撃的な答えが返ってきた。4人とも全く同じ食生活と運動方法を実践していたのである。そしてその結果は凄まじいものだった。
それから私は、人間の身体の仕組みを理解する冒険に乗り出し、それ以来、この分野に対してずっと情熱を燃やし続けている。私は運動と生理学に関する本を読み漁り、栄養学も研究し、医学分野における最先端のセミナーにも参加した。癌や狂牛病に関する書物なども読んだ。そこで学んだ単純な原則を応用することにより、16キロもの減量に成功した。初めてフル・マラソンに完走することも出来た。病気にならなくなった。そして最も大切なことに、私は周りの人たちを驚かせるほど豊かなエネルギーを手にいれることが出来たのである。
健康に関する論説を検証する私の第一のルールは、十分な研究によって裏づけされているかどうかを確認しておくということである。健康に関して神話ばなしがたくさん書かれて出版されている。それを裏付ける研究はなく、その主張を支えるような科学的な根拠はない。十分な研究が行われているという点を満たされれば、第二のルールは、論理の飛躍がないかどうかを確認することである。元ディベイート講師である私は、この点に関してはかなりうるさい。結論はデータから自然に流れてくるものでなければならない。
研究データが十分で、論理が通っていれば、次は、代償より恩恵の方が十分に大きなものであるかどうか考える。次のルールは、その原則を実際に自分の身体で試すことである。研究は良さそうに思え、論理が通っており、大きな恩恵を約束されていたとしても、自分の身体でその成果を実際確認できなければ、意味ない。私の最後のルールは、「あなたの健康に関する一番の専門家はあなたである」ということだ。あなたの身体であり、あなたはそれに対するさい最終的な責任を持っている。つまるところ、あなたにとって何が良いのかを教えられる医師はいない。どの医師もあなたの人生の責任を取ることはで
きないからだ。あなたが決めなければならない。自分で選択し、その効果を自分で確かめなければならないのである。
健康を手に入れる5つの基準
Ⅰ. 十分な研究データがある。
Ⅱ. 論理が通っている。
Ⅲ. 代償より恩恵が大きい。
Ⅳ. 実生活で実証できる。
Ⅴ. 自己責任の原則に沿っている。